真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「おやすみ」

ころげおちたら たちあがる ころげおちたら あちこちをぶつけてしまったので 毎日 ころげおちて あざだらけ ころげてころげ うごけない 音という音が 四肢を覆っている 覆われた四肢は 息が上がってしまって うごけない スイッチ チカミチ チノハクオモイ エ…

ここは どこ

どこへいく どこにいる 今 いる場所から もっと遠くへ 遠くへ 遠くへ それは その感覚は 今までのものとは何か違う 自分が今までの色んなものと切り離されて (もしかしたら それは 意識的に自分で自分に別れを告げるような感覚かもしれない) 好きで好きで仕…

「静かな箱」

静かな箱 静かな箱にただ静かにいるとここは なんの心配もないただ ゆっくりと動いている 叫ぶ人もいない叫ぶ人もいない大声で叫んでいる人もいない うなだれていてもそれさえも静かでそっと 救われている 掬ってもらっている ずっとこのまま静かな箱の中揺…

いわなくたって、、、とおもうから、いわないでおこうか

いわなくたって、、、とおもうから、いわないでおこうか あなたのことばがききたいんだねえそんなこといわなくたってわかるでしょ あなたのはなしがききたいんだねえはなしをしていたらとってもたのしいんだから そんなにうまく話せる方ではないけれどあなた…

美しい夢

美しい夢 美しい夢を描く 夢みたいな時間 そんなことあるわけない いいえ 夢みたいな時間を思い描いても どうなるかわからないという思いが行ったり来たりしていても 描く 夢みたいな時間は夢ではない 美しいことは魅力的 信じられないことは 夢ではない ど…

空に泳ぐ

うそみたいなそら 空に泳ぐ だれもみていない だれもみていないから 自由に泳ぐことができるよ ずっと ずっと どこにいればいい どこに いることができるの もっと もっと 知らないところ 全部 うそみたい うそみたいな出来事 離れて もっと もっと 離れてい…

「なくしもの風にのって」

なくしもの風にのって 今 目の前にあったものが 信号を見つめて 再び 見つめてみると もう ない なくしたもの 風にのって 風にのったとしても まだそんなに遠くに行っていないはずだから 同じところを何度も何度も 行ったり来たり 不審がられるぐらい 何度も…

もう少し

もう少しだけ 時間がほしい そんなことは もうだめ 今日は ここまで もう少しの続きを 明日 また始めよう 明日 また 時間は進むよ

夜空の向こうの王子さま

この空が、ずっと繋がっているなんてそんなことはなかった。 あなたは王子さま。 だれもが夢中になっている。だれもが憧れている。 だれもが、声をかけている。 王子さまに声をかけられる人は決まっている。美しい人。 きれいな指、きれいなイヤリング。きれ…

2020/11/05

できること できることは もっと まだある できていない それは 勝手にこちらが思っているだけ 心臓が飛び出そうだ それでも 時間は進む 明日が来たら 何かが変わるだろう 明日が 来たら もっと 動いていこう 悔やむことを ほんの少しでも 悔やむことを ほん…

「もうすぐ今日が終わる」

ラジオから、「もうすぐ今日が終わる」という歌が、2度、流れる祝日の午後。 一度目。 まだ14時なのに、まだ頑張り時なのに、という思いでいっぱいだった。 二度目。 16時。もう少しで、日が暮れる、今日が終わる。 大きなことがあったわけではないけれど、…

2020/11/01

ガラス こんばんは 初めまして キミを傷つけに来ました 知らないなんていわせないよ おはようございます 久しぶりです キミを確認しにきました 知らないなんていわせないよ 割れるガラス 色んな形 色んな色のガラス 降ってくる だいじょうぶ だいじょうぶ ど…

あの日に帰らない

記憶というのは身勝手。自分一人だけ(一人の時間)で見た景色というのは、一人のもの。だけれども、だれかと過ごした時間は、(その記憶を)共有できるもの。ただ、それは全く同じものではない。全く同じものではないけれど、その中で、どこか、似たような欠片…

紺色のベレー帽

もう 何度も なつかしく 思い出しては遠ざかりその日から また もっと遠ざかってきたというのに 選ばなかったことを ぼんやりと考えていたなぜ選ばなかったのか ということは明白なはず確かな強い意思で 選びたいことを選んだただ それだけのこと それなのに…

答え合わせ

望む答えが目の前に現れた時とても安心したそうではない答えが目の前に現れた時不安ですっぽりと覆われた望む答えを期待して分かってくれるなんて望む答えを期待して分かってくれるなんてそんな考えは一旦 脇において なぜその答えを望むのかそんなことを突…

夢の癒し

実際に見たことがあるような風景と時空を飛び越えたような感覚ととても大事な人 ふたり 日差しが強く差し込む空でもなく真っ白い 雨雲はない ずっと走っている 走り続けて 走り続けて自転車 どこまで どこへいくどこへいこうかなんて決まっていないままずっ…

道を

道を 道を進んでいるのか立ち止まっているのかどちらにしても季節は進む月日は流れる 正しいこと事実正しくないこと偽り言われている(だろう)こと どこへだれといつにはやく たわいないことをもっと 長い間話していようよこれから 道を 進むため

07/29

2016年 「感触」 この右手の温もりは偽りなのかいつも手を繋ぐのは右手だったかそれとも この右手の温もりはどこからきたのかほんとうはちがうところの温もりが右手に移ってきただけなのかそれとも *** 1番好きな場所ではなくて1番心地よい場所について …

元気な声が聞ければ それでいい

夢の中のことそれとも実際のことかしらそんなことは どちらでもいい 強く 強く思っていれば 夢に出てきてくれたね強く 強く強く 願っていれば 声を聞かせてくれたのね電話だけど 元気な声が聞ければ それでいい ねえ 今 あなたは どんな風に毎日を過ごしてい…

暴走妄想ストップの為の超特急の日々

かつてないくらい超特急に過ぎていく日々。なんだかおかしいくらいに。いいえ、おかしいのではなくて、、おかしくないように変わっている最中なのね。*****ネガティブな(正確には、自分としては直接的に受け入れ難い)言葉が、突き刺さる。その言葉は、…

音楽と共に

Twitterで、#30DaySongChalleng ということをして、終えたのは10日前。ほぼ毎日、テーマに沿って、1曲選んでいた。さまざまな形で音楽は日常的にあるけれど、その中で、『好き』という感覚を意識することは多くない。(同じ歌手は重ならないようにして)30曲選…

夢を見るための時間

悪夢を見た。恐ろしくて仕方がなかった、正夢にならないかと思ってずっと怖かった。 でも、その怖い気持ちよりも、楽しいことを忘れてしまう。それは、いけないことだった。楽しいことは、美しいことは、どこにでも、本当はある。 ・ 夢のようなひととき ふ…

未来への覚悟 共に

当たり前のことが、今日も当たり前にある。そんな日々ではないことぐらい、何度も知っていたはず。それなのに、すぐに忘れてしまう。すぐに分からなくなってしまう。当たり前のことが、今日も当たり前にある。それは、見失ってはいけないこと。ずっと以前(正…

消える 変わる その先に

決して 云ってはいけないことを云いたい気持ちに駆られる 追いつかれる 追いかけられる云いたい気持ちに駆られる 云いたい 云えない 癒えないそんなの 云えるわけないいたたまれない けれども 気持ちは一ヶ月もすれば消える 変わるそれに気づいた今 何も怖が…

ひとりきりではなくて

この景色知ったのは わたしではないけれどわたしと また いっしょに ここに来ようっていってくれてこの景色わたしに見せてくれたどの季節も 花を愛でる季節は巡る 去年と同じように 今年も紫陽花に見惚れる魅かれるうっとりただただ うっとり

2020.05.30

待っていられないだから一気に 徐々にじゃなくて一気に スイッチは押されたそして 次には 自分で意識して 意識的に スイッチを押すよ 時は進む待ってはくれない 待っていられないだから 忘れずにどんなことがあっても イタイツライカナシイクルシイ なんてな…

バラにはまだ遠い

バラのような人だった。その季節にだけ現れて、季節が巡れば消えていく。 あまりに美しすぎて、バラのような人だった。近づきたくても、その美しさに近づきたくても、、、バラにはまだ遠い。近づきすぎると、怪我をする。暫く、治らない。ナイフ突き刺さる赤…

昨日は知らなかった

いつもの景色が ちがってみえる昨日までより きれいにみえる力を 感じられる強い美しい同じ景色が ちがってみえる昨日は 知らなかった昨日は 知らなかったことが今日 わかった強い美しい

知らないままでいて

何か 知らなかったことを 知ってしまったことで 変わること暫くの間 知らなかったことを 知ってしまったそうであっても 変わらないこと*****昨日あたりから 誰もいない静かな道が騒がしい正確に言えば 騒がしいのは わたしの両耳 両耳がざわざわざわざ…

2020.05.26

勇気というと、どこかおおげさだろう。 それでも、、何だか今の自分には、『勇気』ということがしっくりくる。 ***** こわい ということへの意識が強いいけないいけない ただのひとつの言葉そのフレーズがこわい 嫌悪感 今まで 気にならなかったことが…