1月の最後の日の夜。月は、きれいだった。「ま だ だ よ」 声が聞こえる。確かに聞こえた。向こう側に行こうと思っていたわけでは 行くことができれば、とほんの少し、ほんの一瞬、思っていた。それなの に、そんな気持ちを打ち消すように、声が聞こえる。声…
やり残したことがないなんていえない、ということよりも、日々を重ねられる有り難さを感じながら、年末年始の色々と向き合って過ごしたの、そう、ほんの少し、しみじみとしている年明け最初の日曜の夜。ちょっと出掛けた帰りの電車で男の子が、「ジングルベ…
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