真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

無我無心

無我無心になって 根拠のない自信と日々の道と。 無我無心になって、朝も昼も夜も忘れて、食事も忘れて、少し途中に水を飲むぐらいにして、無我無心になって、ずっと、その一点に取り組んでいたい。何もかもをストップさせて。朝も昼も忘れて、眠ることを忘…

恩人

どん底になったとき 恩人の言葉を思い出す ふと 眠る前 何気ない会話の言葉を思い出す 目に焼き付いている 最後の言葉 時々 思い出す もう どこにもないのに 思い出す こんなにも 支えられているとは 分からなかった こんなにも 助けられているとは 気付かな…

届かない手紙の行方

ここにいるから 心配しないで もう 考えることは よそう ここにいたって どこにいたって 心配というものは 関係がない 届かない手紙は どこへいったのか 届かないのだから 空へと飛んで 飛んで 飛んでいって 消えたのだ もう 考えることは よそう いつも通り…

ばらのうた

ラジオから流れてきた「みらいのうた」 嫌いになれない好きな声。 胸が少し、ほんの少しだけざわつく。 後悔するのは、さよならの始まり さよならの道は、まだ、歩き始めたばかり。 薔薇をもらいました。捨てました。悪いことをしました。 だけど、だから、…