真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

随分と前のことが今さっきみたいに表れて凝視してしまう前に(2023年12月より)

 

随分と前のことが、今さっきのことみたいに表れて凝視してしまう前に

呼吸がちゃんと、できるように、ということを考える。

そして、そうして、動いていく。動かしていく。

心を、身体を。

 

 

もう二度と、と、もう一度の狭間で。

ha | za | ma を着る。

着るということは、こんなに気の引き締まることだったのね、と知る。

 

 

 

 

くりかえしながら

きょうもまた

 

 

【2023年12月の1枚】

 

 

       吉田山緑地

          

        

         

         

 

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掬って、零れ落ちたものを見て、もう、縋るのはやめて

 

その場にいなくても、その場の空気が閉じ込められているようで。

ファンでもないから、iPhoneに保存して(なんていけないことだ)時々眺めたりそんなことをすることもなく(ちがう、そうしたら、きっと、おかしくなる。きっと、たくさんたくさん、よくないたよりを送ってしまいそうになりそうだったから、やめて)ただ、2ヶ月間、気づかなかったという出来事と。保存していなくても、なぜかしら、脳裏に焼き付いてしまっていたその事実を。

machiko005.hatenadiary.org

 

あなたの正しさは尖ったり丸まったり尖ったり尖ったりしている。それは始めから分かっていた。分かっていても、縋らずにはいられなかったのは、わたしはわたしをわからなかったから。掬って、掬うことができた手のひらや指先の感覚を信じて、そして、もう、縋るのはやめようと、やめてどうするか、それは広い空が知っている。見上げて、見上げて、空を。くるくる、くる、その場で回って、もっと、空をみて、展望台に行かなくても、空は見える(行くことができたらそれはその方がいいけれど)くる、くるくる、ただひとり、その場で回って、ここでは、空を見上げていても、それをだれかがやってきて珍しく見られても、恥ずかしくなんかない。その場で、くる、くる、くる、回る、見上げて、空を、広いなあ、広いなああ、と泣きながら。空が広いから、空へと、高く、飛んでいきたいんだ。

 

 

 

 

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ライブ出演のお知らせ】↓

note.com

 

12月27日(水) 待子あかね、朗読にてライブ出演(30分)します。

          待子あかねの出番は、20時15分から。

 

ぜひ、いらしてくださいね。よろしくお願いいたします。

 

 

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お知らせ:[SKYLAND]に出演します。

 

きっと、まだ、なにかできるはず。

きっと、また、なにかできるのだから。

満月の夜に

 

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ライブ出演のお知らせ

弾き語りの方々とのライブに、お誘いいただきました。

 

12月27日(水) 待子あかね、朗読のライブを30分します。

         待子あかねの出番は20時15分から

 

 

 

12/27 Wed. [SKYLAND]  open 18:30 start 19:00

act. ヨタカユウ

  松本花

  待子あかね

  森絢音

entrance 2000yen (+1drink 500yen)

場所:Live-art-bar MagaYura

 

 

ぜひ、観にいらしてくださいませ。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

動かないと真っ逆さまに転げ落ちていく(2023年11月より)

 

 

おおきな決断

ふたつ同時に

考えていたけれど

逼迫してきたのは 

ひとつの方

 

動かないと 

動かない

 

 

大都会を通過する

 

会いたい人に会うために

行きたいところに行くために

待ち合わせ場所を確かめるために

 

ベール

被って

通過する

 

 

【2023年11月の1枚】

 

 

       吉田神社北参道

          

        

         

         

 

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「いなくなって側にいる」

 

この詩を読んで、感銘を受けて、

詩を書きました。

 

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眠る前に言葉にそっと触れることができたなら

お守りとして抱きしめて 穏やかな夜に 夜を穏やかに

いなくなった人は もういない

のではなくて

りくつづきになっているどこかに いるのかもしれない

 

あなたがいた場所を忘れない

忘れてしまうほうがいいのですよ 

そんな風にいう声も聞こえる
だから 

どんなに形見のセーター可愛いねって言ってもらっても

うれしくなっても 箪笥の奥にしまっておいた方がいいのかもしれない

だけど 着ずにはいられない 

いなくなって側にいる

初ライブ観てくれて ありがとう

みんなに気を遣って シュークリーム買ってきてくれて ありがとう
しばらく休んでいたけれど

これからも また 休むかもしれないけれど

人前で朗読ライブしているよ

続けていることがなんになるのか

どこかでちがう人のこえがする

あのひとや向こう側のあのひとのようにはできないし なれない

だけど いなくなって側にいる

 

観てもらった日のことは忘れない 

ねえ 

なんにもできなかったよ 

ねえ

受け取ってばかりだったよ

 

笑顔と明るい声を

思い出す再生する 

どこかへ届くかしら 声 

いつか思い出すような声と

言葉と温度を

 

「30年介護してきたんだ」

だからこれからどうしたらいいかわからない 

その言葉の深さに

だけど 先月よりはほんの少しだけ表情が明るいような気がする

明るく 見せているだけなのかもしれないけれど

生きるを捨てないで

それを 四六時中ではないとはいえ

見守っていく

その立場にあるというのは

胸がきゅっと 引き締まる

 

30年介護を受けていたその人の服を

介護から手が離れた目の前の人が 着ていた

いなくなって側にいる 

彼の中から彼女の声が聞こえるようだった

 

眠る前に言葉にそっと触れることができたなら

お守りとして抱きしめて 穏やかな夜に 夜を穏やかに

いなくなった人は いなくなって側にいる

たとえどんなに小さくても 灯火が

生きている あなたの側でよりそっていられるように

いのりつづける

 

 

ひとりで歩いていても、この光景を見たのはひとりではないね

 

ひとりで歩いていても、この光景を見たのはひとりではないね。

 

歩いているということを忘れて、波に飲み込まれてしまいそう。

しっかりとしなくては。

しっかりとしていれば、大丈夫。

 

今日のために、いっしょに歩いてくれたみたい。

あの日、あの時間、あの瞬間。

そのときは、歩く足が絡まってこけないようにするのに必死で、

一歩が小さくなってしまって、いっしょに歩いている姿を見失わないようにするのに必死。

必死な思い。だけど、それが、嬉しかった。ひとりではないという時間があるということ。こんな嘘みたいな場所に。夢みたいな場所に、ひとりではない状態でいられるということ。

今日を支えるために、あった瞬間。必死な嬉しさと、それをふいに思い出すどこかきゅっと締め付けられるような嬉しいような、だけど、遠ざかっている日々に対しては切なく、なる。

 

 

ひとりで歩いていても

 

この光景をみたのはひとりではない

ひとりでない瞬間だったことを

いまさっきのようにおもいだす

 

 

 

      

          

 

         

 

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どこにもない、どこにでもある(2023年10月より)

 

 

8月9月の慟哭を脱ぎ捨てるように焦ってばかり。10月、足掻いていた。

そうしたら、どこにもない、どこにもないと叫び続けていた。

どこにでもある、どこにでもある、と、合点がいくまでに、随分と時間がかかった。

 

目の前にあるというのに。

もしくは、

もうすぐ、見つかるというのに。

 

忘れないように、というよりも。

ずっと覚えていられるように、身体いっぱいで、心いっぱいで。

見たい景色を。

いたい場所を。

居られる場所に。

 

 

【2023年10月の1枚】

 

 

       高野川 夕暮れ時 

          

          

          

 

         

 

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