真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

きみはぼくにまたあいたくなるだろう(2023年5月より)

(ほんとうのことはことばのなかにはない) だけど だから うれしいというかんじょうがうまれたとしても どうようしてどうしようもなくなる ほんとうのことをけっしていわないのは おびえているから かもしれない もう あんなひびにならないように きたいする…

さみしさのしょうたい

2003年になる少し前。 「オレが仕事で忙しかったから、オマエ、劇団、入ったんやろ」 図星だった。 もちろん、それだけではない。 中学高校と演劇部だったけれども、高校2年の夏、どうしても居た堪れない理由で辞めたことを思い出し、もう一度、挑戦してみた…

心の音を聞く

心の音を聞く 隠し切れないものを受け取って どうしていいかわからなくなって 言葉が見つからなくて 時間を忘れる 「時計の針 止まってください」 このまま 先に進まなければ このまま 後ろにも 戻らなければ この場所のままで 時間を忘れるなんてことは で…

ターニングポイントと、今の場所(2023年4月より)

行きたい場所が、自ずからやってくるわけではない。 行きたい場所は、どこにでもあるわけではない。 あのまちが このまちに なるまで まだ とおくても あのまちを おもう ターニングポイントは半年前。 そして、そこから、今の場所をじっくりと確かめる。 焦…