真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

名前と足跡

わたしの名前は、待子あかね(まちこあかね)です。 誕生は、2003年6月です。 といっても、前の名前で立ち上げた初めてのホームページは、2000年(それも6月頃だったかしら)です。 一時期、わたしのホームページには”掲示板”があって、その中で、名前を新しくす…

「いぬとがいとう」

きみは かえるところがないのかい いったい どこからやってきたんだ ここで ゆっくりするがいいよ ぼくのいたばしょは ずっとずっと とおくだったけれど もう いえがたちのきになるというので おいだされてしまいました どこへ行けばいいのか ただひとつの月…

今日の余白

ずっと、おなじことだったけれど、やっと、気付いたようだ。少し、ほんの少しかもしれないけれど。 スイッチは、ある。手の中、心の中にずっと、ある。 おなじことをくりかえしているのだよ、それは。 どうして、そんなことばかりをしているのだい。 いいか…

今日の余白

今日の余白 声が聞こえる 同時に 色んな声が 色んな色の声が 同じ言葉 叱責 だけど それは 過去からの知らせ 過去からの今日への知らせ 明日へ なにやってるんだい しっかりしなさい 長い長い 手紙のようです

今日の余白

秋の風に、心地良さを感じるのも束の間、心に手を当てる。自転車で走りながら。信号待ち、空を見上げながら。信号待ちでも風に流れる光と願い、祈り。流れる雲、時々の青空。心に手を当てて、深呼吸。自分に帰る。 余白が必要ね。窮屈さはいけない。 削ぎ落…

「階段の先に」

階段を上るとそこは 2階 息を飲む デジャブでいっぱい ここで足を止めていてはいけない 次へ進む 階段を上るとそこは 3階イベントスペース これから始まるかけがえのない時間が にっこりと 笑って 待っていた ちょうど開催されていた展示が よりこれからの時…

いつも通りのこと

いつも通りに 夜になると眠る いつもとちがう週末に いろんなことの刺激を受けて 刺激などを自分の中で受け止めるのが いっぱいで 両手 広げて いっぱいで いっぱいなことは 嬉しいかぎりです いつも通りのことが少なくて いつもの中へ戻るのに なかなか う…

「流れまち」

まちは いつも 顔を変えて ずっと おなじところにいるはずなのに いつも ちがうところにやってきているみたい ここには メリーゴーランドがありました ここには 観覧車がありました ふたりが であったのは このまち いちばん人気のジェットコースターもあっ…