今日の余白
ずっと、おなじことだったけれど、やっと、気付いたようだ。少し、ほんの少しかもしれないけれど。
スイッチは、ある。手の中、心の中にずっと、ある。
おなじことをくりかえしているのだよ、それは。
どうして、そんなことばかりをしているのだい。
いいかげん、はやく気づきなさい。
いいかげん、はやく、目覚めなさい。
Deleteボタンでぜんぶ、消したい。
なかったことにしよう。みんなゆめだったのだから。痛い目を見るよ。そんなこと、すべての物語が、長い長い物語が、終わってから、分かること。
ぜんぶ、消すことなんてできない。どんなにカタルシス泣いても泣いても。どんなに、忘れ去って、二度と思い出すもんか、と誓っても。
エピソード記憶の数字が、ぐるぐる回って、心の一番、深いところに刺さり続けている。
さあ、
ずっと、おなじことだったけれど、やっと、気付いたようだ。少し、ほんの少しかもしれないけれど。
スイッチはある。
もう二度と忘れることはできなくても、もう二度と消し去ることはできなくても、一時的だとしても、スイッチはあるから、一旦、深い深いベールをかけよう。過去からのメッセージの重要性と同時に、今の感覚を自分の居たい場所に持っていくのさ。