今日の余白
秋の風に、心地良さを感じるのも束の間、心に手を当てる。自転車で走りながら。信号待ち、空を見上げながら。信号待ちでも風に流れる光と願い、祈り。流れる雲、時々の青空。心に手を当てて、深呼吸。自分に帰る。
余白が必要ね。窮屈さはいけない。
削ぎ落として、余白。
空を見上げながら、思う。
雲の形を、見つめながら。変わる形を見つめながら。
焦りそうになる心を静める。
自分の今のペースを守る。
焦る気持ちを、静める。
帰ろう
どこへ
帰ろう
どこへでも
帰ろう
いつでも
行きたいところへ帰ろう
心に帰る。
騒がしさは、冷静になって心を守るための、切符。
その切符が、あちらからもこちらからもやってきたら本当に落ち着かなくてはならない。騒がしさに埋もれている場合ではない。
もっとうまくやれよ
それは いったいどういうことなんだい
秋になったからか、昨冬の科白がよみがえる。
昨冬に答えたことを、そのきっかけとなった(どうしようもなく、どうしようもないというのに。焦っていた、焦ってばかりいたんだ)昨秋の出来事を、少し後悔している。
だけど、その科白にしがみつくのは、よそう。
今は、今のわたしの声をしっかりときく、さ。
削ぎ落として、余白を抱いていこう。