ここは どこ
どこへいく
どこにいる
今 いる場所から もっと遠くへ 遠くへ
遠くへ それは
その感覚は 今までのものとは何か違う
自分が今までの色んなものと切り離されて
(もしかしたら それは 意識的に自分で自分に別れを告げるような感覚かもしれない)
好きで好きで仕方なかったことから
遠く離れて
とても淋しいこと とても淋しくなるね
なんて 覚めたように
同じようにいられないのは
同じようにいることが とても怖いから
同じようにいては
ただ ひとつの安静できる場所に縋ってしまうから
それを どうしても避けなければならない
夢に何度も見たとしても
すっかりと忘れても ああ 忘れたと認識した次の瞬間
丁寧に 欠片の輪郭をひとつひとつ 撫でることになるとしても
ここは どこ
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6年前の今頃の写真 ノートパソコンの中から
もう 会えない人が とても強くて
かっこよかったことを思い出しながら