真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

楽しいような 楽しさに向けて

流れを、少し流れを変えられる、と思った次の瞬間、となりオーラからダメージ受けて(だけではないだろうけれど)動悸が生じる。けれども、2日前からひとつ習慣を追加したわ。だから、それを念じるように、それに縋るように。動じないように、というよりも、わたしがわたしでいる、ということを失わないように。

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パーティー会場にいる。わたしは、大勢の人がいるところなんて苦手なのに、知った人が、ここにはだれもいない。
とても魅力的なお酒が並んでいる。お酒なんて、ここ半年飲んでいないのに、(先週、飲みたいと一瞬思ったけれど)、それらはとても、美しい。
大勢の人で騒がしい。なのに、心はどこか穏やかに静かな風が流れている。まるで、それはずっと前からこの場所を知っているから、この場所に来たことがとても懐かしく、心地よく、故郷に帰ってきたような、和む、落ち着く、そんな、空間。

わたしは、だれかに話しかけようとは思わない。
とても落ち着いてるから、その落ち着きを壊したくはない。ゆっくりとゆったりと、騒がしい中にいるのに(”音”が苦しく、騒がしいというだけでいたたまらない日々であるから、そんなことは嘘みたいだ、そうか、これは、夢か、夢の中か)心は、穏やか。

だれかが、こちらに近づいてくる。
わたしは、美しいお酒に見惚れ、美味しそうな食事に見惚れていたのかもしれない。なのに、ぼんやりとして、ただ、そこに立っているだけ。それで、よかった、それだけでよかった。

ずっと、ここにいたい。
煌びやかな中に、美しい中に。
どこから来たのだろう、だれに教えてもらって、このパーティー会場に来たのだろう。

ずっと、ここにいたい。

 

……という今朝の夢。