真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

夢のような夢を見た


もう、お酒を飲まなくなって随分と経つというのに、
夜のショットバーで、ゆったりとのんびりと語らっている。
なにも気にすることはなく、
なにも戸惑うことはなく、楽しく語らっている。


時間を気にせず、長い時間、語らう。
それでも、ずっとここにいるわけには行かないから、車に乗る。
といっても、夢の中でもわたしは免許を持っていないので、助手席。
なんて、ぜいたく。
なんて、わがまま。


本を読む。それは絵本。
素敵な挿絵。それは、実際に自宅にあるいくつかの絵本だろう。
夢の中で、その絵本はどこにあるだろうと、本棚に手を。探す、探して。


堤防で止まる。
暗闇の堤防。
暗闇の堤防で眠る。
眠る
眠る
ねえ 
ゆめを

もっと
ゆめ


ずっと抱きしめられているみたいだ。
ずっと抱きしめられているみたいだ。



夢のような夢を見た。


……という昨日の夢。