夢のような夢を見た
もう、お酒を飲まなくなって随分と経つというのに、
夜のショットバーで、ゆったりとのんびりと語らっている。
なにも気にすることはなく、
なにも戸惑うことはなく、楽しく語らっている。
時間を気にせず、長い時間、語らう。
それでも、ずっとここにいるわけには行かないから、車に乗る。
といっても、夢の中でもわたしは免許を持っていないので、助手席。
なんて、ぜいたく。
なんて、わがまま。
本を読む。それは絵本。
素敵な挿絵。それは、実際に自宅にあるいくつかの絵本だろう。
夢の中で、その絵本はどこにあるだろうと、本棚に手を。探す、探して。
堤防で止まる。
暗闇の堤防。
暗闇の堤防で眠る。
眠る
眠る
ねえ
ゆめを
もっと
ゆめ
ずっと抱きしめられているみたいだ。
ずっと抱きしめられているみたいだ。
夢のような夢を見た。
……という昨日の夢。