真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

わたし宛ではない便りに返事を出さなくても 月はとてもきれい

便りがくるのは嬉しいことで。

とはいっても、わたし宛ではない便りが届くと(それも、見たこともない内容だと)恐ろしい。慄く。
どうして、わたし宛ではない便りが届いたのかと暫く考える。そして、おおよその想像がついたから、もう、それ以上は考えるのをやめる。
恐いことをずっとしょっているのは、やっぱり恐い。


そんなことよりも、今夜は月がきれい
スイミングスクールから帰りの少年も、「きれい、きれい、月がきれい
笑っている。

月がとてもきれいだから、
今夜はいい夜よ。