真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

アンテナ直感受信力

 

心が、震える。

 

今迄、似たような状況であっても、その場にいることができなかった。

その、今迄のことよりも。

 

今、心が、震えている。

そして、時間は、止まらない。

 

今迄、気づくことができなかったこと。

今、気づくことができたこと。

 

何を考えて、何を感じるか。どう行動して、どう意識の中に入ってくるか。

 

何を受信するか、しないのか。

何を発信するのか、しないのか。

 

行動したら感覚が変わる。じわじわと変わる。

気づく。自分自身に。その時の自分に。

 

行動しても、すぐには習慣は変えられない。

わたしは、わたしの悪い癖をいつも見ないふりしてしまう。

 情けない、恥ずかしい。だから、ずっと叱られてきた。甘えるんじゃないよ。

 もっとうまく、ちゃんと、やりなさい。

叱られるのが苦しければ、そうならないように、しゃんと、しよう。

わざと、苦しくなるのも、悪い癖。

わたしは、わたしを分かっていなかった。

分かろうとしていなかった。

わたしは、遠い、遠いところへばかり、いこうとしていた。

 

しずまれ

しずまれ

しずまれ

 

わたしは

ここにいないから

わたしは、わたしを探さなくてもいい

 

しずまれ

しずまれ

しずまれ

 

先月から、よく泣くようになった。

震える、心。響く、皮膚。心身の騒めき。

 

耳奥からの居た堪れない声声声よりも、
実際に見聞き触れた美しさを胸に。

 

今、涙ばかり落とさずに、ペンを取れ。