倉下忠憲「すべてはノートからはじまる」を読んで
読み始めたときの気持ち
7月26日、 とても楽しみに待ち焦がれていたのです。
相方に、本屋さんで買ってきてもらいました。
控えめにいって最高。ぐさぐさ優しく、突き刺さり、染みる。
洞窟の中、原石を幾つも見つけた感じ。
【ノート関連の本】
日常的に書くことは随分前から好きです。
書くことで、落ち着いていきます。(うまくいかなければ、その反対もありますが)
とても楽しみにしていました本です。夢中になって読む。読み進める。
ノート関連の本ではあるけれども、それだけではない。
それ以上のことがたくさん詰まっている。
面白く、時に厳しく、優しい。丁寧に、見守っている。
はたまた、突き放すようでいて、伴走してくれる。そっとサポートしてくれる。
今迄、自分が知っていたけれども、やっていなかったことも多く、心に留まる。
ノートを取りながら読む。
その(自分で書いた)ノートに、一晩して、そして、気付かされる。
発見することも多い。
たった一晩のことで、
その、少しのノートの中から、
「『思い』が表に出てくる」
読む前に、気になっていたこと
(書き続けてきた)今迄のノートについての保存方法について悩んでいた。
処分するか、保存し続けるか。
ところが、それについて考え巡らせるのは、あまりに早計なことだった。
保存を……いつまで、どこに、どのような形でどうするのか、若しくは処分するのか、ということよりも、読んでいる中で、
それは、
「すべてはノートからはじまる」と、気づく。
読み終えたとき
とても暖かい気持ちでいっぱいになり、そうして、研ぎ澄まされる感覚に包まれる。
……わたしは、今迄、
長い間、うまくできていないことへの限りない焦りがあった。
そんな中、
この本から、一番、刺激を受けたのは、
「ノートは『今の自分』から抜け出し未来をつくりだすためのツール」
というフレーズ
限りない焦りがあったわたしにも、未来へいける、そう励ましてもらいました。
このフレーズのエネルギーを痛感させられる。
そして、悔やんでばかりだったわたしにも描いたことのあった未来のことを、
思い出すきっかけが、ひょんと表れる。
どんな未来にいたい:考えていたことは、ノートに、書いてあった。
自分で、自分に教えてもらった。しっかりと輪郭を持って思い出しました。
これからも、ノートを使い続けていこうと思う。
その未来に向かって。