真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

諦めではないけれども、いつもと少し違うこと

諦めではないけれども、いつもと少し違うこと。

 

これから先のこと 。

これから、どうなるのか。

夢、希望、目的、目標、計画、そのためにすべきこと。

 

今までのこと。

今、現在のこと。

羨望、後悔、恐怖、痛み、苦しみ。

そんなことは、もう、ありません。きっと。

 

わたしは、ここにいます。

わたしは、ここにいます。

探さないでください。わたしは、ここにいるのでしょうか。ここは、どこなのでしょうか。

 

あなたにあいたいです。

あなたにあいたいです。

いいえ、だれにもあいたくないです。わたしは、だれでしょうか。ここは、どこなのでしょうか。

 

声を聞きたい。姿を見たい。

そう感じることが皆無というわけではないけれど、体が(そうすることの)いうことを聞かない。

 

声を聞かない。姿を見ない。

 

いいえ、もしかしたら、それは、わたしの見えている(考えている、感じることのできている)世界が、とても、とても、小さいからなのかもしれない。

 

もっと、もっと、他の何かが。

もっと、もっと、他の方法が、あるのかもしれない。

それに、気づいても、もしかしたらそうかもしれないと思っても、そこから、どすんと、深い穴に落ちるかのように、気づいたことをすぐに見失って(どこか)わからなくなってしまう。

 

わたしは、ここにいます。わたしは、ここにいます。もう、そんなことをいうのも、よくわからなくなっている。そんなことをいわなくてもいいのではないかしら。もう、探さないでください。

 

感情が揺さぶられることは、

それは、もうお終い。

 

 

  

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