真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

そういえば 春だったね

手放したいことと

もっともっと 吸収したいこと

 

そういえば 春だったね

 

どんどん忘れてしまうことへの不安よりも

日々を迎える 日々を確かめる期待と希望へ

 

君のことが好きです。ずっと、好きです。思い出すのは、決まって土曜の夜から日曜日にかけてです。日曜日が始まると、思い出したことを少し恥ずかしくなって、もう一度、再び、すっかりと忘れてしまいます。忘れようと、努めます。ごめんなさい。私は、とても不器用です。だから、君のことが好きです。だけど、君のことが好きです。私は決して、君にはなれないし、決して、君になりたくない。私は、私が好きなのかもしれない。何度でも思い出してしまう。決まって土曜の夜から日曜日にかけて。だから、それ以外の日は、それなりに、過ごすことができるでしょう。

心配ないです。元気です、健康です、なんて、それが嘘ではないように、過ごしていくことを考えています。

 

そういえば 春だったね

 

しまい込んで 見えていないままだったこと

目の前に 思い出す

しまい込んで もう 見ないでいいことを

目の前に出して そして手放す

 

 

また 本が読みたくなる

本を読み続けていたくなる

 

じっと していてはいけない

動け 考える 動け

 

言葉が 鳴っている

 

 

 

 

 

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