真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

同時に動いている

 

 

同時進行。

どんな小さなことでも、同時に動いている。

同時に動き続けている。

それは、どうしても否めない。

 

ただ一点に集中して、ただ一つのことだけが動いて、他のことは止まって(若しくはゆっくりと静かに)いて。そう願っていても、決して、そういうわけにはいかない。

 

穏やかにいたい。

この1年近く、ずっと。

そう考えていた。そればかりを考えていた。

だけれども、どうしても、強く願っていても、決して、そういうわけにはいかない。

穏やかに、波風立てず、静かに、ただ静かに、いたい。

それは、正解ではない。

言い換えるなら、どんなことが起きても、自分の中にあるはずの芯に戻る。

それを忘れないようにしなきゃ。そうしなきゃ、自分でいられなくなる。

 

どんなに荒波に揉まれても、ぐらぐらして、その場に立っていられなくなって蹲ってしまいそうになっても、自分の中にあった芯に戻れるように。

 

ずっと手を付けられていなかった場所を片付けていたとき、ここ5年の日記やら手帳が出てきた。その自分の書きつけていた文字から気づかされたことは、苦しいことがどんなにたくさんあっても、それらを救ってくれる出来事は必ず起きているということ。

 

今日まで、たった一人で生きてきたんじゃない。

そんな当たり前のことを、いつも見ないふりして、自分のペース、自分のテリトリーをいかに守っておきたいかばかりを考えていた。

 

いけないいけない。

 

同時進行。

どんな小さなことでも、同時に動いている。

同時に動き続けている。

 

同時に、考えていこう。

感じている気持ちは、ただのひとつだけではない。

 

深呼吸をして、気合を入れる。

 

 

 

 

明日は、5年半ぶりのiPhone、機種変更。

どきどきするけれど、楽しみさ。