真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

伝えた言葉と、しばらく経って返ってきた言葉と

 

 伝えた言葉と、しばらく経って返ってきた言葉と

 

その時の想いと、今の想いと

いくらか変わっている

その当たり前のことに ぼんやりと驚く

 

今がいつまで続くのかと

心配で心配で仕方がなかったある時期

ずっとこのままでいたいと思ってばかりで

でも きっとそんな風にはいられないのだろうと

そんな心配ばかりをしていたある時期

 

今思えば、随分とぜいたくだった

その時期は その境遇を噛み締めていられることが

できたのだったのね

 

心配なんかしなくても

ずっと同じではいられない

変わっていく

変わらないではいられないのだから

 

それでも 確かなことは

縁は 切れない

ずっと 形を変えても続いていくということ

 

きっと

 

 

 

BY 2018.02.15