真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

くらげのいるバー

シゴトにて天王寺
地下鉄谷町線に乗るときに、思いもかけずやってくる。ここは、数年前、くらげのいるバーだったのよ。いっぱいいっぱいのくらげがいて、それはそれはすてきだったさ。ほんのわずかな坂道の片隅にあるバー。少し行けば、もうそこには改札が見えている。

ずっとずっと待っていたのよ。待ち合わせをしていたのか、それとも、していないのかわからない。とにかく待っていた。待って待って待っていたらくらげのいるバーはなくなっていた。くらげがいなくなっていても待っていたの。あれ、可笑しいわ。待っていたことなんてなかったのかしら。そんなことはないわ、確かにあのときは、待っていたのよ。

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http://homepage3.nifty.com/eel/さんを観に塚本Elvateへ。
ライブハウスに足を踏み入れるのは久しぶりで、ドキドキする。
http://homepage3.nifty.com/eel/さんは、トップバッター。
かっこよくて、しびれてしまって、鋭い歌詞で、ぐっとhttp://homepage3.nifty.com/eel/の世界に捕まれる。

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堂山 シングルズ
あんまり長いこと行かないと、体の中の一部がもぎ取られていくようでこわくなるので足を向けたのだけれども、(1日以外の)3月の日曜日がカレーの日ということで(それは知ってはいたけれど)超満員で中に入ることができなかった。しかし、お店の前で、あの人、この人、に会うことができて可笑しな感じ。


晩ご飯は、カレー。と行きたかったけれど、入りたくなる気分にさせてくれるカレー屋さんがなかなかなく、アメ村の三ツ寺会館のオムライス屋さんに行く。"明太子オムライス"ああ、しあわせ。とろける卵と、明太子のソース。
そして、ふわっと地下へ降りてみる。BAR ロージー 初めて行く場所は緊張する。けど、知った顔があると少し和らぐ。そこで、サフランさんのライブを観る。3組出演のうち、サフランさんはいちばん最後。
1曲目、いちばん好きなうた"あやとり"で、感動する。それから愉快なMCやら色んなタイプの曲(新曲もカッコええね)最後は、"砂時計"。なんだか初めての場所なのに、うたは、わたしをタイムスリップさせてくれた。

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欠片は一気に浮かんでくる
そういう季節なのかしら
春の匂いに誘われているのかしら ね

くらげのいるバーにあたしは待っていた