真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

ページ

ぱたんと本を閉じて動き出す。

それは本ではなく、手帳やノートかもしれないし、雑誌かもしれない。
それはまた本を開くときのための合図。

動き出して、ずっとずっと動いてばかりもいられない。
じっとしていてください。
ずっと、座ってばかりもいけません。

決められたルールの中でも、もひとつ、自分ルールも決められる。
自分の合図も決められる。


もう一度、ページを捲る瞬間のため。

どのページに戻る。
どのページまで進んだ。
明日はどこまでいけるかな。

この本は どこまであるかな。
ほんの少し 目を閉じて 描いてみよう。

泳いでみよう。

なにもみえなくても
なにもみえなくても

みえることも あるさ