ページ
ぱたんと本を閉じて動き出す。
それは本ではなく、手帳やノートかもしれないし、雑誌かもしれない。
それはまた本を開くときのための合図。
動き出して、ずっとずっと動いてばかりもいられない。
じっとしていてください。
ずっと、座ってばかりもいけません。
決められたルールの中でも、もひとつ、自分ルールも決められる。
自分の合図も決められる。
もう一度、ページを捲る瞬間のため。
どのページに戻る。
どのページまで進んだ。
明日はどこまでいけるかな。
この本は どこまであるかな。
ほんの少し 目を閉じて 描いてみよう。
泳いでみよう。
なにもみえなくても
なにもみえなくても
みえることも あるさ