真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

日記-2021/08/02-

 

 

見えない肌を伝う汗

その汗が端から端まで行った頃

わたしは

わたしが剥がれていく

幾重にも

幾重にも

 

見えない肌を伝う汗

生まれて 消える

生まれて 生まれて 生まれて

消えていく

 

わたしの中から 

わたしが消えていく

わたしから

 わたしが剥がれていく

幾重にも

幾重にも