真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

丑三つ時に潜って見えたもの(2023年1月より)

 

おもしろそうと、飛び込んだ。

 

丑三つ時に潜って見えたものは、おもしろさのヒントだった。四六時中、強くいられない。かといって、ずっと、弱く草臥れてばかりいては、苦しいでいっぱいになる。

 

羨ましいなすごいなあなどと悔しくなっても全て真似られるわけでもなくもやもやする。そして、自分自身について改めて考える。

 

おもしろそうと、飛び込んだ。

それは、おもしろさがそこにしかないと感じたからだ。そこしか、見えていなかった。

 

目の前にあるものは、目の前だけではないから、もっと、もう少し、目を閉じて、心を研ぎ澄まして、そして、目を開いて、あたりを見渡そう。

 

悔しさでいっぱいになっても。

そこでしか得られないことがあると信じて。そこで、得られることがあると信じて。

 

 

 

 

 

【2023年1月の1枚】

     糺の森 (一部)

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