真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

一喜一憂しないようにとは思うけれど

桜が好き
喪失感なんてことよりも、桜が好き。台風等々で例年の様子とは違う(とても少なくなって)とても寂しいこと、なんて思うよりも、じっと見る。見つめている。それで、春を感じる。それで、桜の季節の一番人生の中で大切なことを。

ほっとすることがある
ああ、今までの心配ばかりで、うずくまっていたことはもったいなかった、と、気づく。ああ、ほっとすることはやってくるのだから、状況は変わっていくのだから、きっと、それを確かに信じていなければ。

悲しいことがある
ああ、これからも、この悲しみにで埋め尽くされてしまうのか、この悲しみから遠ざかることなんて、できるのかしら、できるなんてあるかしら、といっぱいいっぱいとなる。ああ。

花を見る
花は咲く。色んな花が、咲く。
それだけで、今日はいいと、しよう。