真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

なにかが

なにかがぱちんと弾けそうな気がする。
もうすぐ、もうすぐ。
なにかが、ぱちんと弾ける音がもうすぐ聞こえる気がする。

沈むことがあっても、たくさんたくさん泣いたあとだから、
上がってこられるだろう、きっと。
泳いで、泳いでいたら、
また、ちがうところへ
また、同じところへ
似ているけれどもちがうところへ
きっと、行くことができるだろう。