真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

手と体

少し、ほんの少し、時間にゆとりがあると感じることができる。
それはとても貴重なことだった。
聞きたい(正確には、チャクラが開いてこころが晴れる)音楽に、
心を全て委ね、目を閉じた。

寝転がって伸びをする。
右手で左手首をつかむ。右手は左手首を感じる。
そして、左の腕、左の肘へと少しずつ右手を動かしていく。

手と体。
それを、確かにしっかりと、感じて、とても嬉しくなった。

その出来事を(出来事というには大袈裟なことかもしれないけれど)、何度も何度も思い出す。そして、ほっとする。今日の出来事が、明日も、それから明後日にも、つながっていけるような、そんな気がする。