違う空
今さっきまでと違う空
どうやら青空を もう見せてはくれないらしい
今さっきまでと違う風
のったりとした暑い重たさは あまりなく
どこか ほんの少しだけ 心地よさを感じるような風が
しばらく 吹いていた
額に滴るのは汗ではなく ポンチョで覆いきれなかった雨粒ね
どんなに天気が荒れていても どんなに日差しが強くても
花は どこかに咲いている
花を見つけられない日があったとしても
手の平の中には 脳裏に浮かぶのは
心 穏やかになる やさしい花
花を見て愛おしく思う気持ち
それは いつでも 変わらない
それに気づけたら なんだか少しほっとする