日曜日から月曜日にかけて
なかなか眠れなかったのは、もがいていたから。
夜中になって、もがき始める。衝撃的なことがあったから、身体いっぱいに、心いっぱいに、なかなか受け止めるのに時間が掛かる。そのために、できることを、ひとつ、ひとつ、取り組んでいる。目を閉じたり、目をしっかりと見開いたままで。口を決して開かないで。叫びたい衝動に駆られながら、新聞配達のバイクの音に、漸く、もがき疲れて目を閉じる。
いつも通りの朝は、いつもよりも少し静かにやってくる。
わたしにはヤ行が足りない
やさしさ
ゆとり
よゆう
よる
と
ゆめ
わたしにはカ行が多い
かまける
きょうふ
くじける
けちらかす
こわい
足りないヤ行を
少しでも 増やそう
やさしさ
ゆとり
よゆう
よる
と
ゆめ
サ行を探しながら
さくひんを作る 重ねる
し 詩を書く
すくわれるのは
せんない思い
そのままに