真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

わすれものをとりにきました。ときどき、きになっていたのです。
わすれものをとりにきました。わすれものは、ありませんでした。どこをみまわしてみても、ありません。だけど、きになって、いたから、いちど、みにきて、みて、よかった。わすれものをとりにきましたけれど、あたしはなにもわすれていませんでした。