真夜中の看板持ち

待子あかねです。詩を書いています。白昼社より詩集『スカイランド』『スカイツリー』発売中。

タイミング

左に行きたい理由を

書き出しても
留まっているべきだったろうけれど
 
左に行きたい理由を
ひとつひとつ確かめて
やっぱり行かずにはいられないのだった
 
夜の海の匂いを
側に行って
感じてみたいけれど
 
夜の海の側に行った
それは主目的ではないにしても
なんだか嬉しいことだった
 
 

 

 

BY 2018.01.12